中国株で中国が分かる!

中国株を知る=中国経済を知る

 日本の景気動向は株式市場を見れば一目瞭然です。株価が上がれば景気も上向き。日本の人は株式ニュースから景気を見てとります。これからの中国も例外ではありません。日本のように株式に経済が直接反映されているわけではありませんが、それでも株式市場の変化は中国の人々にとって目の離せない、身近な経済になってきています。
 それだけに順調に成長を遂げている中国株式は、東京市場に負けずとも劣らぬ規模となり、世界経済をも動かす可能性を秘めているのです。

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国有企業の改革

 大陸に株式市場が開設されてからまだ10年ほどしか経っていません。その大陸株式市場の歴史と切っても切れない関係にあるのが、国有企業改革です。1997年、当時の首相がその改革を進めましたが簡単にはいきませんでした。大陸にとって経済の中核をなしていた国有企業を、どのようにして市場経済に当てはめていくか、その結果慢性的な資金不足に悩まされたのです。

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計画経済から市場経済へ

 慢性の資金不足に陥った改革は、株式市場によって救われました。大陸は自ら株式市場を設立したのです。現在では中国の人にとってもっとも身近で魅力的な投資手段となっています。しかし、政策市場かである大陸の株式には政治色が色濃く反映されており、良くも悪くも中国株のもっとも大きな特徴となっています。

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大陸株式の種類

 大陸の株式市場は上海と深セン(しんせん)の2都市にあります。いずれも現在の中国を代表する二大都市です。上海は中国最大の経済都市、深センは政府の改革試験都市として目覚しい発展をとげ、取引形態など多少の違いはありますが双方の株式市場は同格とみていいでしょう。

大陸株式の種類
 大陸の株式市場は上海と深セン(しんせん)の2都市にあります。いずれも現在の中国を代表する二大都市です。上海は中国最大の経済都市、深センは政府の改革試験都市として目覚しい発展をとげ、取引形態など多少の違いはありますが双方の株式市場は同格とみていいでしょう。

上海株式市場
 上海ではA株、B株とよばれる2種類の株式が発行されています。A株は中国の流通貨幣である人民元で取引されます。中国人のみに許され、現状では外国人は取引することはできません。 B株は米ドルで取引されます。こちらは中国人でも外国人でも取引することができます。

 A株、B株は国内投資家専用か、国外投資家兼用かだけの違いであって、実際には同一権利、同一額面の株式ですが、B株よりもA株の方が大規模で優良企業も多いのが現状です。

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A株とB株

 B株を発行している企業のほとんどはA株も発行しています。つまり、中国人投資家専用の株を外国人である私達も取引できるのです。ただしその規模や時価総額は小さくA株のほんの1割です。

 しかし将来的には上海B株が深センB株を吸収するという動きがあり、そうなれば規模や時価総額もアップするでしょう。

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中国と世界の橋渡し役、香港

 1840年に起きたアヘン戦争に負けた中国は、その代償としてイギリスに香港を渡しました。それから1997年中国に返還されるまで、香港は100年以上も中国大陸とはかけ離れた歴史を歩んできました。

 大陸の株式市場が設立されてまだ10年ほどなのに対し、香港の株式市場は古い歴史をもっています。またイギリス領だったため大陸の閉鎖的政策の制限を受けず、返還された今、中国と世界との架け橋となっています。

香港株式市場
 香港株式市場はアジアで最も古い株式市場です。現在の香港株式市場は大きく2つに分けられます。香港のメイン市場といえる「メインボード」と、ベンチャー企業育成のための「GEM(Growth Enterprise Market)」です。
 メインボードは大陸からは海外市場扱いとなっていますが、アジア有数の国際株式市場で、流動性に優れているのが特徴です。GEMは香港版ナスダックともいわれ、中国本土の優良な中小企業の上場が増えてきています。

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H株とは?

 H株とは大陸で登記し、活動拠点や資本拠点も大陸の企業が香港市場に上場したものをいいます。Hong Kongの頭文字をとってH株と呼ばれています。国有企業改革の一環として優良な国有企業の海外市場への上場を奨励し、その結果香港市場への上場を果たしたのです。つまりH株は大陸の国有企業によって発行されているのです。

H株を発行している企業とは?
 H株は大陸の国有企業によって発行されています。中国が国有企業改革として、海外市場への上場を奨励したことから始まったのですが、どのような国有企業が発行しているのでしょうか?
 中国政府の奨励は優良な国有企業に限られました。まだまだ規模の小さいH株ですが、国有企業なだけあって、国の最重要産業を担っている企業が多く、大陸の経済成長に直結しているといえます。

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レッドチップとは?

 レッドチップとは、香港で登記しているが資本拠点は大陸という企業が香港市場に上場したものをいいます。香港の中国返還決定後、香港に対する外資の失望は大きなものでした。当時の中国政府は社会主義経済真っ只中で、それまで築き上げてきた香港の自由港としての資質をつぶしてしまうのではと懸念したからです。

 結果、香港の大陸系企業へ大陸からの資金投資が行われ、一部の企業では香港に資本を移動したり、一部門を香港で登記したりなどし、これがレッドチップの原形となりました。

レッドチップを発行している企業とは?
 レッドチップを発行している企業は、大株主が大陸資本の香港企業が多いです。コングロマリットに特化している、IT、金融などの企業が中心となっています。

 レッドチップとは、優良銘柄を「ブルーチップ」と呼ぶのに対して、中国共産党を象徴する「赤」からイメージし、作られた造語です。

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香港版ナスダック

 Growth Enterprise Market(成長企業用市場)はベンチャー企業育成のための株式市場として1999年設立されました。しかし、ネットバブル崩壊によって急落し、現在も低迷が続いています。しかし、この失敗を反省し上場条件を厳しくするなどのGEM再構築が行われており、その成果あって優良企業の上場が増えてきています。これからを期待したいですね。

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大陸版ナスダック?

 香港で低迷を続けるGEMの再構築が進められる中、大陸でも「創業板」といわれる進行企業向け市場の準備がされているといわれています。しかし金融システムの整っていない大陸で独立した市場をすぐに設立することは難しく、そのために創設されたのが「中小企業ボード」です。

 現在、続々と大陸の中小企業が上場してはいますが、なかなか設立されない創業板に業を煮やす大陸の中小企業にとって、香港のGEMは第一の資金調達場所となっています。

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H株とレッドチップ以外の銘柄

 レッドチップやH株といわれる銘柄群は、メインボード、GEMの双方に共通し、その特徴によって選別されます。またH株、レッドチップに当てはまらない銘柄も同様にその特徴によってメインボードかGEMのどちらかに上場しています。

 香港株市場は複雑であるがゆえ、市場と指数、銘柄群の関係をしっかりと整理することが必要です。

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